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印紙税
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紙の定款
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4万円
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電子定款
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0円
(印紙税は不要) |
『電子定款』は、
印紙税が不要です。
なぜなら、印紙税は、”紙”に課されるから。
紙でない電子定款は、課税されません。
※ 国税庁のHP参照。
注文請書を『電子メール』で作成すると、
印紙税は課されないと説明。
もし、紙で作ってたら、課税されます。
電子定款の作成には、
次のようなものが必要です。
必要機材
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具体例
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ワープロソフト
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<有料ソフト> WORD 最も利用されている ワープロソフト 一太郎 日本語変換が優れている WORDから乗り換えるなら、 優待版のダウンロードが 安くておススメ。 <無料ソフト> libre office 無料なのが嬉しい。 ただし、サポートなしなので、 詳しい人向け。 Libre office(公式HP) |
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PDF作成ソフト
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<定番ソフト> Acrobat PDF開発元のソフト。 スタンダードとプロは、 どちらでもOK。 <専門家向け> Sky PDF 行政書士・司法書士などの 専門家向け。 操作マニュアルが分かり易い。 Sky PDF(公式HP) |
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電子証明書
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<一般の方> マイナンバーカード 無料 ※ 発行に約1か月 ※ ICカードリーダーが必要 マイナンバーカードについて(公式HP) <専門家> セコムパスポート 約1万6千円(行政書士用 2年) 約8千円(司法書士用 5年未満) ※ ICカードリーダーは、不要 セコムパスポート(公式HP) |
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ICカードリーダー
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PaSoRi RC-S380 (ソニー) ACR39-NTTCom (NTTコミュニケーションズ) ※ マイナンバーカードの場合、 ICカードリーダーが必要です。 |
ワープロソフトは、
定款案を作るのに使います。
ソフトは、どれでも構いません。
すでにお持ちのものがあれば、
それでOKです。
PDF作成ソフトは、
定款案をPDFファイルに変換したり、
電子署名するのに使います。
定番は、アドビ社のAcrobat。
無料のAcrobat reader(閲覧専用)ではなく、
有料のAcrobat(作成・編集可)が必要です。
※ マイナンバーカードの場合
電子定款の作成
(マイナンバーカードの場合) |
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Acrobat reader
(無料・閲覧専用) |
×
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Acrobat
(有料・作成編集可) |
〇
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なお、有料のAcrobatには、
スタンダードとプロがありますが、
どちらでも電子定款を作成できます。
スタンダードの方が、約2千円安いので、
おすすめ。
スタンダード
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プロ
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SkyPDFは、
行政書士・司法書士などの専門家向け。
・SkyPDF Professional 2016 for Legal
14,040円
・電子認証キットPRO
15,120円
上記2つのソフトをセットで使用します。
一方だけでは、電子定款を作成できません。
ご注意ください。
SkyPDF(株式会社リーガルのHP)
電子証明書は、
本人確認のために必要になります。
紙でいうと、印鑑証明書に相当
するものですね。
本人確認
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印鑑証明書
(紙) |
〇
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電子証明書
(電子データ) |
〇
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一般の方の場合、
電子証明書は、
マイナンバーカードになります。
なぜなら、
マイナンバーカードは無料
だからです。
ただし、発行に約1か月かかるので、
早めに取得した方が良いです。
役所の窓口のほか、
ネットや郵送でも申請できます。
ただし、受取は、必ず役所へ行きます。
マイナンバーカード申請
(マイナンバーカード総合サイト)
セコムパスポートは、
行政書士・司法書士などの専門家向け。
こちらは、有料です。
行政書士用セコムパスポート
(セコムトラストシステムズのHP)
司法書士用セコムパスポート
(日本司法書士会連合会のHP)
タイプ
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使い方
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具体例
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接触型
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カードを、
本体の挿入口に 差し込む。 ※ 表裏・前後を 逆にしないよう 注意してください。 |
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非接触型
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カードを、
本体に近づけるだけ でOK。 ※ こちらの方が、 値段は少し高いけど、 便利です。 |
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セコムパスポート(ダウンロードタイプ)は、
ICカードリーダーが、不要。
なぜなら、元々パソコンに
電子証明書(p12ファイル形式)
を保管してるから。
ICカードリーダーで
読取る必要がありません。
大まかな流れは、次のようです。
手順
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必要なもの
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(1)定款案の作成
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ワープロソフト
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(2)PDFに変換
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PDF作成ソフト
(ワープロソフトでもOK) |
(3)電子署名
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・PDF作成ソフト
・電子証明書 ・ICカードリーダー |
(4)公証役場で認証
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申請用総合ソフト
(無料) |
まず、ワープロソフトで、
定款案を作成します。
公証役場や登記所が、
ひな形を公開しているので、
それを参考にすると良いです。
公証役場のひな形
(日本公証人連合会のHP)
登記所のひな形
(法務局のHP)
次に、定款案を
PDFファイルに変換します。
本来は、PDF作成ソフトを使いますが、
最近のワープロソフトは、
PDF変換機能もついてるので、
それを使う方が、楽ですね。
電子署名のパスワード
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マイナンバーカード
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暗証番号(署名用電子証明書)
※ 役所でマイナンバーカードを作成する時に、記入した暗証番号です。 |
セコムパスポート
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PINコード
※ セコムから送られくる書類に記載されてます。ダウンロード用のPINコードとは異なるので、ご注意ください。 |
※ なお、マイナンバーカードの場合、
次の事前準備が必要です。
・利用者クライアントソフトのインストール
・PDF署名プラグインのインストール
・ICカードリーダーとPCをつないで、
マイナンバーカードをセット
(ICカードリーダーが接触型の場合、
カードの表裏、前後を逆にしないように)
株式会社の電子定款は、
PDFファイルに電子署名しただけでは、
ダメです。
公証役場での認証が必要です。
公証役場の一覧
なお、合同会社は、
公証人の認証が不要です。
その分、簡単で、
費用も安いです。
公証役場での認証
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株式会社
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〇
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合同会社
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×
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以下は、株式会社の手続です。
まず、申請用総合ソフト(無料)を使って、
公証役場へ、電子定款をオンライン送信します。
申請用総合ソフト(法務省のHP)
公証役場への持参品
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印鑑証明書
※ 発起人全員の分 |
CD-R、または、USBメモリ
※ 電子定款のPDFファイルを受けとるため |
約52,000円
※ 定款認証料と、紙の謄本(2通)の料金 |
発起人の実印
※ 誤記がある場合に訂正するため |
委任状
(定款案を合綴したもの) ※行政書士等に依頼した場合のみ |
※ 状況により、持参品は異なります
公証役場での認証手続きは、
通常30分以内です。
この認証手続きが終わると、
ようやく電子定款が完成します。
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