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フィンランド共和国

(Republic of Finland)




◆ 国のデータ ◆


面積
33.8万平方km
(日本よりやや小さい)
人口
550
(2017年1月)
首都
ヘルシンキ
言語
フィンランド語(約94.6%)
スウェーデン語(約5.4%)

※ ただし、英語を話せる人も多い
通貨
政治
議会制民主主義
(議会が国権の最高機関



◆ 大切なこと ◆


フィンランドに提出する文書への、
アポスティーユのつけかたは、
他国とは異なるので、注意が必要です。

他国では、日本の公文書(ex.戸籍謄本)と
その翻訳文を1つにまとめて、
アポスティーユをつつけることが多いです。

しかし、フィンランドでは、
日本の公文書と、その翻訳文の
それぞれにアポスティーユをつける
ように
言われることが多いです。
(つまり、アポスティーユは2つ必要)

特に、フィンランドの移民局(MIGRI)や、
住民登録センター(Maistraatti)で、
その傾向が強いです。

なので、ネットに書かれている他国の情報ではなく、
フィンランドについての情報を、
よく見るようにしてください。



◆ ビザと在留許可 ◆


まず、日本とフィンランドでは、
『ビザ』と『在留許可』の言葉の使い方が異なるので、
その説明をします。

日本
フィンランド
ビザ
入国の推薦状

(許可ではなく、
入国できないことも)
短期滞在の許可
90日以内)

日本人は、不要
在留許可

日本滞在の許可

(短期〜長期)

長期滞在の許可
90日超え)



◆ ビザ ◆


フィンランドで、『ビザ』と言うと、
観光目的などでの、
短期滞在90日以内)の許可の事です。

90日以内なら、フィンランドだけでなく、
シェンゲン協定締結国
(スウェーデン、ノルウェーなど)
にも滞在できるので、
シェンゲンビザとも呼ばれています。

しかし、日本人は、このビザは不要です。
なぜなら、日本とフィンランドの間で、
相互にビザ免除の取り決めをしてるからです。

なので、たとえば、
日本人が、観光目的で、
フィンランドに1週間旅行するだけなら、
ビザなしで行けます。


◆ 在留許可 ◆


フィンランドで、『在留許可』とは、
長期滞在90日超)の、
許可のことです。

日本人は、この在留許可が必要です。

なので、たとえば、
フィンランド人男性と結婚した日本人女性が、
フィンランドで一緒に暮らすのなら、
この在留許可が必要になります。



◆ 在留許可の手続き ◆


◆ 受付窓口 ◆


在留許可の判断は、
フィンランドの移民局(MIGRI)がしますが、
日本における受付窓口は、
駐日フィンランド大使館(東京)です。


駐日フィンランド大使館

〒106-8561
東京都港区南麻布3−5−39



★ 大使館の公式HP




なお、大阪など地方にある名誉領事館では、
受付してないのでご注意ください。


◆ 手順 ◆


手順を簡単にまとめると次のようです。

手順
補足説明
(1) オンライン申請
電子申請書を、Enter Finland経由で、フィンランドの移民局へ提出します。
(2) 駐日フィンランド大使館へ出頭
東京にあるフィンランド大使館で、本人確認や申請費用の支払いをします。
(3) 審査
フィンランド移民局で審査が行われます。オンラインで、進捗状況を確認できます。
(4) 在留許可カードの発行
許可された人には、在留許可カードが発行されます。



◆ 必要書類 ◆


オンライン申請は、
Enter Finland
からするのですが、英語なので、
初めての方は、少し戸惑うかもしれません。
なので、簡単に説明しておきます。

まず、フィンランドへ初めて行く人は、
First residence permits
を選択。

Enter Finland



次に、滞在目的を選びます。
たとえば、『家族滞在』の場合は、
Family

Enter Finland(2)



『配偶者』(夫または妻)として滞在する場合は、
次の2つから選びます。

申請者の相方が、日本人の場合は、
Residence permit for a spouse

申請者の相方が、フィンランド人の場合は、
Residence permit for a spouse of a Finnish citizen

Enter Finland(3)



最後に、必要書類の一覧が表示されます。

Enter Finland(4)

たとえば、家族滞在(配偶者)の場合は、
marriage certificate (legalised)

この、marriage certificateとは、
婚姻証明書のこと。
日本では戸籍謄本が該当します。

legalisedとは、公証のこと。
つまり、アポスティーユ
付けなさいという意味です。

さらに、フィンランド人は、日本語が読めないので、
フィンランド語・スウェーデン語・英語
のいずれかの翻訳文も必要になります。
(その翻訳文にもアポスティーユが必要)

If the documents that are attached to the application
are not in Finnish, Swedish or English,
they must be accompanied by a translation
into one of these languages
by an authorised translator.

アポスティーユの付け方(フィンランド)
※ フィンランドは、戸籍謄本と翻訳文のそれぞれに、
アポスティーユを付けるのがポイント。



◆ 住民登録の手続き ◆


◆ 1年以上の滞在 ◆

フィンランドに1年以上滞在する場合は、
住民登録が必要です。


◆ 登録場所 ◆

居住地を管轄する
住民登録センター(Maistraatti)
で、手続します。

★ Maistraati(公式ホームページ)

トップページの左下に、
Resistration of foreigner(外国人の登録)
というメニューがあります。
そこに、必要書類など
手続きの方法が記載されています。

住民登録センター(Maistraatti)


◆ 必要な書類 ◆


必証書類
補足説明
旅券
有効期限内のもの
滞在許可証
フィンランドへ渡航する前に、駐日フィンランド大使館からもらった在留許可カードのこと。
住所を証する書類
不動産屋との契約書など
戸籍謄本
+
翻訳文
・家族と一緒の場合、自分の家族であることを証明するために必要です。
戸籍謄本は、
アポスティーユが必要
翻訳文も、原則として、
アポスティーユが必要
ただし、フィンランドの公式翻訳者や、在フィンランド日本国大使館による翻訳の場合は、アポスティーユは不要。




◆ 在フィンランド日本国大使館 ◆


ところで、フィンランドにある日本大使館でも、
各種証明書を発行してもらえます。

料金も安めなので、
フィンランドで国際結婚をする時などに
利用すると便利です。

◆ 所在地 ◆

Unioninkatu 20-22,
00130 Helsinki
(Havis Business Centerビル5階)



★ 在フィンランド日本国大使館(公式HP)




◆ 証明できる書類 ◆


以下は、大使館で証明できる書類の一例です。

料金
補足説明
出生証明
9ユーロ
・出生の事実を、英語またはフィンランド語で証明
戸籍謄本などを提出
・交付まで、約
2
婚姻証明
9ユーロ
・婚姻の事実を、英語またはフィンランド語で証明
戸籍謄本などを提出
・交付まで、約
2
婚姻要件具備証明
9ユーロ
・独身であり、婚姻年齢に達していることを証明
戸籍謄本などを提出
・交付まで、約
2
翻訳証明
34ユーロ
・申請者が作成した翻訳文(英語またはフィンランド語)が、原文に忠実であることを証明。対象は、日本の公文書(ex.戸籍謄本)に限る。
原本翻訳文を提出
・交付までの日数は、内容により異なる。
警察証明
無料
・日本の警察庁長官が、日本での犯罪歴について、ドイツ語・日本語・英語・フランス語・スペイン語で証明。大使館は、その取次ぎ。
・指紋採取するので、
本人が来館
交付まで、約
3か月


※ ユーロの為替レートは、
下記で確認できます。

ユーロ/日本円(ロイターのHP)



◆ 手順 ◆


◆ 出生証明・婚姻証明・婚姻要件具備証明・翻訳証明 ◆

これらについて、アポスティーユをつけたい場合、
手順は、次のとおりです。

※ 大使館へ行く前に、
アポスティーユをつけるのがポイント。

手順
補足説明
(1)公文書を取得 日本の役所で、戸籍謄本などを取得します。
(2)外務省で、アポスティーユ 日本の外務省(東京・大阪)で、日本の公文書に間違いないとの、お墨付きをもらいます。
(3)在フィンランド日本大使館で、証明 ノフィンランドにある日本大使館・領事館で、英語(またはフィンランド語)の出生証明書などを発行してもらいます。


◆ 警察証明 ◆

フィンランドの日本大使館で渡される警察証明に、
アポスティーユをつけるには、
日本の外務省で手続きする必要があります。

注意点としては、
海外から外務省へ郵送請求できないこと。
なので、国内にいる親族・知人や
行政書士などに代理請求してもらう
ことになります。

手順は、次のようです。

手順
補足説明
(1)在フィンランド日本大使館で、警察証明 大使館が、日本の警察庁から、警察証明を取寄せる形になります。(3か月
(2)日本の外務省で、アポスティーユ 日本の外務省で、日本の公文書に間違いないとの、お墨付きをもらいます。(海外からの郵送請求は不可。日本での代理請求は可)



◆ 領事出張サービス ◆


不定期ですが、
大使館のあるヘルシンキ以外でも、
領事サービスが提供されています。

日時
場所
2020321日(土)
8:00〜16:00
ロヴァニエミ市

Original Sokos Hotel Vaakuna, Rovaniemi

(INARI-KABINETTI)

(住所)
Koskikatu 4, 96200 Rovaniemi

2020322日(日)
8:00〜16:00
同上


※ 詳細は、大使館の案内ページをご覧ください。





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