タイトル
事務所
お問合せ

はじめてのアポスティーユ
国ごとの説明
書類の説明
手続きの代行

イタリア共和国

(Italian Republic)




◆ 国のデータ ◆


首都
ローマ
(Roma)

日本大使館があります。
言語
イタリア語

※ ただし、地域により、
ドイツ語・フランス語などの少数言語あり
通貨



◆ 大切なこと ◆


イタリアでは、
ビザ申請・国際結婚などの手続で、
日本の文書(ex.戸籍謄本)に、
アポスティーユをつけるよう言われることがあります。

また、翻訳文は、
イタリア語で、
イタリアの認証(Legalization)
も要求されることが多いです。

Translation and legalisation services
(イタリア外務省)



ただし、手続先によっては、
必要書類が異なることもあるので、
手続先に、どのような書類が必要か、
よく確認することが大切
です。



◆ ビザと滞在許可 ◆


◆ 概要 ◆


日本人が、イタリアへ行くのに、
『ビザ』や『滞在許可』が
必要になる場合があります。

この点、初めての人には、
分かりにくいので、
表にまとめてみました。

種類
補足説明
ビザ
短期
90日以内の短期滞在

※ 観光目的など
日本人は、通常は不要
 (ただし、就労目的など、必要な場合あり)

長期
91日〜365の長期滞在

※ Dビザ、ナショナルビザとも呼ばれる
※ 留学・就労・家族滞在目的など
通常は、駐日イタリア大使館・領事館で申請。


★ 駐日イタリア大使館(公式HP)

<管轄は 東日本
北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県





★ 在大阪イタリア領事館(公式HP)

<管轄は西日本
富山県、石川県、福井県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、兵庫県、和歌山県、鳥取県、岡山県、広島県、島根県、山口県、香川県、徳島県、高知県、愛媛県、福岡県、佐賀県、大分県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県


滞在許可
3か月以上の長期滞在をする場合に必要。

イタリア入国後、8日以内に申請
※ 担当部署は、警察

Residence permit(イタリア州警察)


※ ただし、申請は、郵便局などからもできる。

Sportello Amico(イタリア郵便局)


1年以上滞在する場合は、ビザではなく、滞在許可を更新する。




◆ アポスティーユ ◆


◆ 戸籍謄本 ◆


家族ビザを申請する場合、
家族であることを証明するために、
『戸籍謄本』が必要になります。

それには、
アポスティーユや、イタリア語翻訳も
つけます。

手順は、次のとおり。


手順
補足説明
戸籍謄本の取得 本籍地の市町村役場で、『戸籍謄本』を入手します。
外務省で、アポスティーユ 外務省(東京・大阪)で、戸籍謄本にアポスティーユをつけてもらいます。
イタリア語へ翻訳・認証 宣誓翻訳者さんに、イタリア語への翻訳と、大使館(または領事館)での認証をしてもらいます。


宣誓翻訳者とは、イタリアが認めた翻訳者のこと。
※ イタリア大使館・領事館のHPに、『翻訳者リスト』があります。


翻訳者リスト(大使館のHP)
こちらは、東日本の翻訳者リスト。

★ 翻訳者リスト(領事館のHP)
トップページの、メニューの2段目、その右側に、西日本と東日本の翻訳者リスト。



◆ 卒業証明書 ◆


卒業証明書・成績証明書など、
教育機関の証明書に、
アポスティーユをつけるのは、少し難しいです。

簡単に説明すると、
公立高・中・小学校の証明書には、
アポスティーユ』をつけられます



しかし、それ以外の証明書には、
アポスティーユをつけることができません。
この場合は、通常、
公印確認』をします


※ 例外的に、私立専修学校は、
公印確認もできません。
この場合、
・公証役場で認証
・法務局で公証人押印証明
という手順を経て、
法務局長の公証人押印証明書
(または、公証人の認証書)に、
アポスティーユをつけます。

学校の種類
アポスティーユ
公印確認

公立高・中・小学校
(ex.京都市立堀川高等学校)

×

国立大学法人
(ex.京都大学)

・私立大学法人
(ex.同志社大学)

国立高等専門学校機構
(ex.舞鶴工業高等専門学校)

私立高・中・小学校
(ex.洛南高等学校)
×
私立専修学校
(ex.京都第二赤十字看護専門学校)
×
×



それと、卒業証明書などには、
等価証明書(Dichiarazione di valore)』
も要求されることが多いです。

これは、イタリアの教育機関以外で取得した
資格の価値を証明
するものです。

学校名・専門分野・学習期間などを、
駐日イタリア大使館・領事館が
イタリア語で証明してくれます。




以上の手順をまとめると、
次のようです。

手順
補足説明
(1)卒業証明書の取得 『卒業証明書』を入手します。
(2)外務省で、アポスティーユ、または、公印確認 外務省(東京・大阪)で、アポスティーユまたは公印確認をしてもらいます。

<具体例>
京都市立堀川高等学校 ⇒ アポスティーユ
京都大学 ⇒ 公印確認

※ どちらか良く分からない場合は、外務省に聞けば教えてくれます。
(3)イタリア語へ翻訳・認証 宣誓翻訳者さんに、イタリア語翻訳・認証と、等価証明書の取得をしてもらいます。


※ 私立専修学校の場合は、
(1)と(2)の間に、
・公証役場で、認証
・法務局で、公証人押印証明
という手続きが加わります。






◆ 国際結婚 ◆


◆ 概要


日本人とイタリア人が結婚する方法は、
大きく分けると2つあります。

結婚の方法
補足説明
日本の方式
(1)日本の役所で、婚姻手続き。
(2)イタリアの役所へ、報告。
イタリアの方式
(1)イタリアの役所で、婚姻手続き。
(2)日本の役所へ、報告。

<参考サイト>
イタリア方式による婚姻について(在イタリア日本大使館)




◆ アポスティーユ


◆ 日本の方式 ◆


日本の方式で結婚する場合、

(1)日本の役所へ、婚姻届
(2)駐日イタリア大使館・領事館へ、報告

という手順になります。


このうち、(2)の段階で、
・婚姻届受理証明書
・戸籍謄本
にアポスティーユをつけて、
提出するよう言われることが多いです。


その手順は、次の通り。

手順
補足説明
(1)『婚姻届受理証明書』と『戸籍謄本』の取得 婚姻届をした役所で、『婚姻届受理証明書』と『戸籍謄本』を入手します。

婚姻届受理証明書
婚姻届けが受理されたことの証明書
350
即日〜数日で交付

戸籍謄本
婚姻の事実が記載されているもの
450
1週間前後で交付
(2)外務省で、アポスティーユ 外務省(東京・大阪)で、アポスティーユをつけてもらいます。
(3)駐日イタリア大使館・領事館へ提出 駐日イタリア大使館(東京)、または、領事館(大阪)へ、提出します。

<管轄>
駐日イタリア大使館 ⇒ 東日本
在大阪イタリア領事館 ⇒ 西日本



◆ イタリアの方式 ◆


イタリアの方式で、結婚する場合、

(1)イタリアで婚姻手続き
(2)在イタリア日本大使館・領事館、または、
日本の本籍地役場へ、報告

という順番になります。


イタリアでの婚姻手続きでは、
日本人について、

・婚姻要件具備証明書
(NULLA OSTA)
・出生証明書
(CERTIFICATO DI NASCITA)

を提出するよう言われることが多いです。

これにもアポスティーユをつけるかは、
手続先によります。
(アポスティーユなしで、受理されてる方も、
いらっしゃるようです)


アポスティーユを付ける場合の
手順は、次の通りです。

手順
補足説明
戸籍謄本等の取得 本籍地の市町村役場で、『戸籍謄本』と『改製原戸籍謄本』を入手します。

戸籍謄本
最新の戸籍謄本です。
450

改製原戸籍謄本(かいせいげんこせきとうほん)
昔の戸籍謄本のことです。
750

※ 在イタリア日本大使館・領事館では、上記2つが必要と言われることが多いです。
外務省で、アポスティーユ 外務省(東京・大阪)で、『戸籍謄本』と『改製原戸籍謄本』にアポスティーユをつけてもらいます。

※ 手続先によっては、アポスティーユが不要の場合もあります。念のため、手続先に確認して下さい。
在イタリア日本大使館・領事館で、証明書の発行 在イタリア日本大使館(ローマ)、または、日本領事館(ミラノ)に、戸籍謄本等を提出して、イタリア語の『婚姻要件具備証明書』と『出生証明書』を発行してもらいます。

※ 手数料は、
9ユーロ/通 (令和元年度)


★ 在イタリア日本大使館(公式HP)

Via Quintino Sella 60, 00187 Roma




在ミラノ日本領事館(公式HP)

Via Privata Cesare Mangili 2/4, 20121 Milano

イタリア県庁で、認証 イタリアの県庁(PREFETTURA)で、『婚姻要件具備証明書』と『出生証明書』を、認証(legalization)してもらいます。

【ローマにある県庁】
Via Quattro Novembre, 119/A, 00187 Roma




【ミラノにある県庁】

Corso Monforte, 31, 20122 Milano





はじめてのアポスティーユ
国ごとの説明
書類の説明
手続きの代行



アポスティーユの手続き


ファイル行政書士事務所
事務所
お問合せ