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フランス




◆ 大切なこと ◆


フランスは、ハーグ条約締結国なので、
アポスティーユを利用できます。

また、法定翻訳という制度があるので、
法定翻訳家さんに依頼することもできます。


特に、重要な手続き(ex.国際結婚)では、
アポスティーユや法定翻訳をつけるように
言われることが多いです。
しかし、簡単な手続きだと、
不要な場合もあります。

なので、手続き先に、どのような書類が必要なのか、
よく確認することが大切
です。



◆ 2つのルート ◆


フランスの手続先で、
アポスティーユが必要と言われた場合、
良く用いられる手法は、次の2つです。

(1)大使館・領事館ルート
(2)法定翻訳家ルート

長所
短所
大使館・領事館
安い
証明できる書類が、
限定される
法定翻訳家
大使館・領事館へ
行かずに済む
少し高い




◆ 大使館・領事館ルート ◆


フランスにある日本大使館・領事館で、
出生証明書・婚姻証明書などを発行してもらえます。
費用が安く済むことが多いので、
おすすめの方法です。

しかし、証明できる書類が限られているのが短所。
また、フランスでの居住地が、大使館・領事館から遠い場合は、
交通費がかさんでかえって割高になる場合もあります。


◆ 証明できる書類 ◆


以下は、大使館・領事館で証明できる書類の一例です。

料金
補足説明
出生証明
9ユーロ
・出生の事実を、フランス語で証明
・フランス滞在許可・入学手続きなどで使用
戸籍謄本などを提出
・交付まで、約
3
家族全体の証明
9ユーロ
・フランスのLivret de Familleに相当
・フランス滞在許可・子供の入学などで使用
戸籍謄本などを提出
・交付まで、約
3
婚姻(離婚)証明
9ユーロ
・婚姻(離婚)の事実を、フランス語で証明
・フランス滞在許可などで使用
戸籍謄本などを提出
・交付まで、約
3
翻訳証明
34ユーロ
・日本語で書かれた以下の証明書を、フランス語で翻訳証明
(1)4年制大学の
卒業証明書
(2)高校の卒業証明書
(3)
無破産証明書身分証明書
・原本を提出
・交付まで、約
3
警察証明
無料
・日本の警察庁長官が、日本での犯罪歴について証明。大使館・領事館は、その取次ぎ。
・フランス国籍取得などで使用
・指紋採取するので、
本人が来館
交付まで、約
2か月


※ ユーロの為替レートは、下記で確認できます。
ユーロ/日本円(ロイターのHP)



◆ 手順 ◆


◆ 出生証明・家族全体の証明・婚姻(離婚)証明 ◆

これらについて、アポスティーユをつけたい場合、
手順は、次のとおりです。

※ 大使館・領事館へ行く前に、
公文書にアポスティーユをつけるのがポイント。

手順
補足説明
(1)公文書を取得 日本の役所で、戸籍謄本などを取得します。
(2)外務省で、アポスティーユ 外務省(東京・大阪)で、日本の公文書に間違いないとの、お墨付きをもらいます。
(3)在フランス日本大使館・領事館で、各種証明書の発行 フランスにある日本大使館・領事館で、フランス語の出生証明書などを発行してもらいます。


◆ 卒業証明書の翻訳証明 ◆

これにアポスティーユをつけるのは、
少し難しいです。
なので、本当にアポスティーユが必要なのか、
手続き先に確認して下さい。

どうしても必要な場合は、次のようにします。


まず、『公文書』に該当するか判断。

公文書にあたる場合は、
上記の出生証明と、手順が同じ。


公文書にあたらない場合(私文書)は、
次のようにします。

手順
補足説明
(1)卒業証明書を取得 日本の学校で、日本語の卒業証明書を発行してもらいます。
(2)公証役場で、私文書の認証 私文書に直接アポスティーユをつけられないので、この手順が必要になります。
(3)法務局で、公証人押印証明 同上
(4)外務省で、アポスティーユ 外務省(東京・大阪)に、お墨付きをもらいます。
(3)在フランス日本大使館・領事館で、翻訳証明 フランスにある日本大使館・領事館で、卒業証明書をフランス語に翻訳してもらいます。



◆ 無破産証明書・身分証明書の翻訳証明 ◆


これは、出生証明書と手順が同じです。



◆ 警察証明 ◆

フランスの日本大使館・領事館で受け取る警察証明に、
アポスティーユを付与するには、
日本の外務省で手続きする必要があります。
しかし、海外から郵送請求できず、不便です。

なので、本当にアポスティーユが必要なのか、
手続先に確認することをおすすめします。

必要な場合の手順は、次のようです。

手順
補足説明
(1)在フランス日本大使館・領事館で、警察証明を取得 大使館・領事館が、日本の警察庁から、警察証明を取寄せる形になります。(2か月
(2)日本の外務省で、アポスティーユ 日本の外務省で、日本の公文書に間違いないとの、お墨付きをもらいます。(海外からの郵送請求は不可。日本での代理請求は可)




◆ 在フランス日本国大使館 ◆

◆ 所在地 ◆

7, avenue Hoche 75008 Paris

◆ 公式HP ◆

在フランス日本国大使館(公式)

◆ 地図 ◆


◆ 管轄 ◆

02 Aisne 08 Ardennes 10 Aube 14 Calvados
16 Charente 17 Charente-Maritime 18 Cher 19 Correze
21 Cote d'Or 22 Cotes d'Armor 23 Creuse 24 Dordogne
27 Eure 28 Eure-et-Loir 29 Finistere 33 Gironde
35 Ille-et-Vilaine 36 Indre 37 Indre-et-Loire 40 Landes
41 Loir-et-Cher 44 Loire-Atlantique 45 Loiret 47 Lot-et-Garonne
49 Morbihan 50 Nievre 51 Nord 53 Oise
61 Orne 62 Pas-de-Calais 64 Pyrenees-Atlantiques 71 Saone-et-Loire
72 Sarthe 75 Paris 76 Seine-Maritime 77 Seine-et-Marne
78 Yvelines 79 Deux-Sevres 80 Somme 85 Vendee
86 Vienne 87 Haute-Vienne 89 Yonne 91 Essonne
92 Hauts-de-Seine 93 Seine-Saint-Denis 94 Val-de-Marne 95 Val d'Oise
971 Guadeloupe 972 Martinique 973 Guyane 974 La Reunion
976 Mayotte Monaco Andorre


◆ 在ストラスブール日本国総領事館 ◆

◆ 所在地 ◆

Bureaux Europe
20 Place des Halles
67000 STRASBOURG


◆ 公式HP ◆

在ストラスブール日本国総領事館(公式)

◆ 地図 ◆


◆ 管轄 ◆

25 Doubs 39 Jura 52 Haute-Marne 54 Meurthe-et-Moselle
55 Meuse 57 Moselle 67 Bas-Rhin 68 Haut-Rhin
70 Haute-Saone 88 Vosges 90 Territoire de Belfort


◆ 在リヨン領事事務所 ◆

◆ 所在地 ◆

131 boulevard Stalingrad
69100 Villeurbanne
(Le Premium 7eme etage)


◆ 公式HP ◆

在リヨン領事事務所(公式)

◆ 地図 ◆


◆ 管轄 ◆

01 Ain 03 Allier 07 Ardeche 15 Cantal
26 Drome 38 Isere 42 Loire 43 Haute-Loire
63 Puy-de-Dome 69 Rhone 73 Savoie 74 Haute-Savoie


◆ 在マルセイユ日本国総領事館 ◆

◆ 所在地 ◆

70, avenue de Hambourg
13008 Marseille


◆ 公式HP ◆

在マルセイユ日本国総領事館(公式)

◆ 地図 ◆


◆ 管轄 ◆

04 Alpes-de-Haute-Provence 05 Hautes-Alpes 06 Alpes-Maritimes 09 Ariege
11 Aude 12 Aveyron 13 Bouches-du-Rhone 20 Corse
30 Gard 31 Haute-Garonne 32 Gers 34 Herault
46 Lot 48 Lozere 65 Hautes-Pyrenees 66 Pyrenees-Orientales
81 Tarn 82 Tarn-et-Garonne 83 Var 84 Vaucluse



◆ 法定翻訳家ルート ◆


フランスには、法定翻訳という制度があります。
これは、フランスが指定した法定翻訳家さんの翻訳文について、
フランスが保証するものです。

◆ メリット ◆

大使館・領事館の認証が不要になるので、
大使館・領事館へ行かずにすむメリットがあります。

また、大使館・領事館で証明できない書類については、
法定翻訳家さんに依頼することになります。

◆ 料金 ◆

翻訳料は、法定翻訳家さんによって、色々です。
なので、インターネットなどで、良く調べてから、
依頼することをお勧めします。

◆ 公文書 ◆

戸籍謄本などの公文書について、
アポスティーユをつける手順は、次の通り。

手順
補足説明
(1)公文書を取得 日本の役所で、戸籍謄本などを取得します。
(2)外務省で、アポスティーユ 外務省(東京・大阪)で、日本の公文書に間違いないとの、お墨付きをもらいます。
(3)法定翻訳家による、翻訳認証 法定翻訳家さんに、フランス語へ翻訳してもらいます。

※ (2)と(3)の順番が大切です。
この逆は、できません。
なぜなら、フランス指定の法定翻訳家さんは、
日本の公務員ではなく、
その翻訳文は、日本の公文書ではない
(つまり、私文書)
からです。


◆ 私文書 ◆

会社の定款などの私文書に、
アポスティーユをつけるのは、少し難しいです。
なので、手続先に、本当にアポスティーユが必要なのか
確認してください。

必要な場合は、次のようにします。

手順
補足説明
(1)私文書を用意 会社定款などの私文書を準備します。
(2)公証役場で、私文書の認証 私文書に直接アポスティーユはつけられません。なので、形式上、公文書へ変換するために、この手順が必要になります。
(3)法務局で、公証人押印証明 同上
(4)外務省で、アポスティーユ 外務省(東京・大阪)に、お墨付きをもらいます。
(3)法定翻訳家による、翻訳証明 法定翻訳家さんに、フランス語へ翻訳してもらいます。






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