オーストリア共和国
(Republic of Austria)
◆ 国のデータ ◆
首都
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ウィーン
(Vienna)
※ 日本大使館があります。
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言語
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ドイツ語
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通貨
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◆ 大切なこと ◆
オーストリアでは、
在留許可や国際結婚の手続で、
日本の公文書(ex.戸籍謄本)に、
アポスティーユをつけるよう言われることが多いです。
また、
翻訳文は、
ドイツ語で
翻訳者が指定される場合も、
あります。
さらに、手続先によって、
必要書類が異なる場合もあります。
なので、
手続先に、どのような書類が必要なのか、
よく確認することが大切です。
◆ 在留許可 ◆
◆ 概要 ◆
日本人が、観光目的などで、
オーストリアへ短期滞在(6ヶ月未満)する場合、
『ビザ』は不要です。
しかし、長期滞在(6ヶ月以上)する場合は、
『在留許可』が必要になります。
滞在期間
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日本人
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短期滞在
6ヵ月未満
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『ビザ』は、不要
(ただし、就労目的などで、
Dビザが必要になることがあります)
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長期滞在
6ヵ月以上
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『在留許可』が、必要
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※ 在日オーストリア大使館の
説明ページです。
ビザ(在日オーストリア大使館)
在留資格(在日オーストリア大使館)
◆ 手順 ◆
『在留許可』申請の手順を
簡単にまとめると、次のようです。
手順
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補足説明
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日本で、書類の準備
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日本で入手できる書類(ex.無犯罪証明書)については、できるだけ準備してから、オーストリアへ出発した方が、安心できると思います。
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オーストリアへ、入国
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日本人は、通常、『ビザ』不要で、オーストリアへ入国できます。 |
『在留許可』の申請
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オーストリアで、『在留許可』申請をします。
※ウィーン市は、ウィーン市役所35課(各区役所)。
Immigration, Citizenship, and Register Offices
(ウィーン市公式HP)
それ以外の地域は、各市町村役場。
※6ヶ月以内に滞在許可を取得できないと、いったんオーストリアを出国しなければならない危険があるので、早めに手続されることをお勧めします。 |
在留許可の取得
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認められれば、在留許可を取得できます。
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◆ アポスティーユ ◆
在留許可申請では、
・戸籍抄本(または戸籍謄本)
・無犯罪証明書
この2つに、アポスティーユをつけるよう
言われることが多いです。
書類
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説明
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戸籍抄本
(または戸籍謄本)
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・本籍地の市町村役場で入手。
・450円/通。
・自分のだけ記載されてるのが、戸籍抄本(しょうほん)。
・家族も記載されてるのが、戸籍謄本(とうほん)。 |
無犯罪証明書
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・住所地の都道府県警本部などで入手。
・無料〜数百円。
・発行まで、約2週間
・指紋採取するので、本人が申請(代理申請不可)。 |
◆ 戸籍抄本(または戸籍謄本) ◆
戸籍抄本(戸籍謄本)は、
外務省で、アポスティーユをつける
必要があります。
また、ドイツ語の翻訳文も必要です。
これは、翻訳者が指定されてるので、
ご注意ください。
手順は、次のようです。
手順
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補足説明
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戸籍謄本の取得 |
本籍地の市町村役場で、戸籍謄本を入手します。 |
外務省で、アポスティーユ |
外務省(東京または大阪)で、戸籍謄本にアポスティーユをつけてもらいます。
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公認翻訳者による、翻訳 |
オーストリア公認の翻訳者さんに、ドイツ語へ翻訳してもらいます。
※ 現在、日本国内に、オーストリア公認の翻訳者はいないので、オーストリア在住の公認翻訳者の中から、探す必要があります。(令和6年5月24日現在)
<オーストリア公認翻訳者の検索サイト>
JustizOnline
※ ドイツ語のページなので、少々難しいですが、
Suche (検索)
Sprache (言語)
Japanisch (日本語)
Ubersetzer (翻訳者)
の単語で、あたりをつけてみてください。
※ 日本語からドイツ語へ翻訳できる、公認翻訳者は、
約4名います。
※ HPをお持ちの翻訳者さんの、リンクを貼っておきます。
Patrick Hiehs
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◆ 無犯罪証明書 ◆
無犯罪証明書も、
外務省のアポスティーユが必要です。
しかし、翻訳は不要です。
なぜなら、警察が、
日本語とドイツ語も含めた
5か国語で、証明してくれるからです。
手順は、次のとおり。
手順
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補足説明
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無犯罪証明書の取得 |
住所地の警察署などで、無犯罪証明書を入手
※ 封筒に入れて渡されます(開封厳禁)
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外務省で、アポスティーユ |
外務省(東京・大阪)で、無犯罪証明書にアポスティーユをつけてもらいます。
※ 封筒をそのままの状態で、提出してください。開封すると無効になります。 |
◆ 国際結婚 ◆
◆ 概要 ◆
日本人とオーストリア人が結婚する方法は、
大きく分けると2つあります。
◆ アポスティーユ ◆
オーストリア方式で結婚する場合、
・出生証明書
・婚姻要件具備証明書
これらに、アポスティーユをつけるよう
言われることが多いです。
書類
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説明
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出生証明書
(Geburtsbestatigung)
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誕生日・出生地などの証明書。
※ 日本では、『戸籍謄本』が該当
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婚姻要件具備証明書
(Ehefahigkeitsbestatigung)
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日本の法令上、婚姻できることの証明書。
※ 日本でも、同名の書類がありますが、在オーストリア日本大使館を利用する場合は、『戸籍謄本』で代用可。(後述します)
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また、日本語のままだと、
オーストリアの人は読めないので、
ドイツ語への翻訳も必要です。
これらの手順は、
通常、次のようにします。
手順
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補足説明
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戸籍謄本の取得 |
本籍地の市町村役場で、『戸籍謄本』を入手します。 |
外務省で、アポスティーユ |
外務省(東京・大阪)で、『戸籍謄本』にアポスティーユをつけてもらいます。
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在オーストリア日本大使館で、証明書の発行 |
ウィーンにある日本大使館に、戸籍謄本を提出して、ドイツ語の『出生証明書』・『婚姻要件具備証明書』を発行してもらいます。
Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
※ 料金は、9ユーロ/通(令和元年度)
★ 証明書(在オーストリア日本大使館)
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