オランダ王国
(Kingdom of the Netherlands)
◆ 国のデータ ◆
面積
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約4万平方km
(九州とほぼ同じ)
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人口
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1,700万人
(九州より少し多い)
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首都
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アムステルダム
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言語
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オランダ語
(英語が話せる人も多い)
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通貨
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政治
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立憲君主制
(君主が権力を持つが、憲法で歯止め)
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◆ はじめに ◆
オランダで、滞在許可申請や住民登録をする場合、
日本の公文書(ex.戸籍謄本)に、
アポスティーユをつけるよう言われることが多いです。
また、通常は、
翻訳文も求められますが、
オランダで公認されているものが必要です。
初めての方には、少し分かりにくい点なので、
以下で説明します。
◆ 2つの方法 ◆
オランダの手続先で、
アポスティーユと翻訳文が必要と言われた場合、
翻訳を誰に頼むかによって、
次の2つの方法があります。
(1) 日本大使館ルート
(2) 宣誓翻訳者ルート
方法
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補足説明
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日本大使館ルート
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日本の外務省でアポスティーユを取得した後、オランダの日本大使館で翻訳してもらう。
<長所>
・日本の公的機関に任せる安心感。
<短所>
・日本大使館が遠い場合は、不便。
・オランダ外務省の認証が、必要。 |
宣誓翻訳者ルート
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日本の外務省でアポスティーユを取得した後、オランダ公認の翻訳者に翻訳してもらう。
<長所>
・オランダ外務省の認証は、不要。
・日本大使館が遠い場合に、便利。
<短所>
・翻訳者と、個別の交渉が必要。 |
◆ 日本大使館ルート ◆
オランダにある日本大使館で、
翻訳してもらう方法です。
日本の公的機関に任せるので、
安心感があります。
◆ 手順 ◆
手順は、次の通りです。
手順
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補足説明
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日本の公文書を入手
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日本の役所で、戸籍謄本などを入手します。 |
アポスティーユを付与
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日本の外務省(東京・大阪)で、アポスティーユを付与してもらいます。 |
在オランダ日本大使館
で翻訳
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オランダにある日本大使館で、翻訳してもらいます。
※ 通常は、出生証明書・婚姻証明書などの形で、発行してもらいます。 |
オランダ外務省で認証
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日本大使館の翻訳文を、オランダ外務省で認証してもらいます。
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◆ 在オランダ日本大使館 ◆
アポスティーユつきの戸籍謄本などを
オランダにある日本大使館へ持って行って、
翻訳してもらいます。
手数料は、9〜34ユーロ。
約3日〜1週間かかります。
事前に、メールか電話で確認してから
行った方が良いと思います。
各種証明書について(日本大使館のHP)
手数料について(日本大使館のHP)
開館日・電話番号など(日本大使館のHP)
◆ オランダ外務省 ◆
日本大使館の翻訳文(出生証明書など)は、
さらに、オランダ外務省で、認証(リーガリゼーション)
してもらう必要があります。
手数料は、約10ユーロ。
受付時間が短いので注意。
09:00 - 12:30
11:30までに、申請すれば、
当日受けとれるようです。
(処理に、約10〜30分)
営業時間・電話番号(オランダ外務省のHP)
※ 上記URLの、一番下にある、
The legalisation desk
が、認証してもらう部署です。
◆ 宣誓翻訳者ルート ◆
オランダで公認されている翻訳者に
依頼する方法もあります。
こちらは、日本大使館やオランダ外務省へ
行かずに済むのがメリットです。
しかし、料金や納期は、翻訳者によりさまざまで、
個別に交渉する必要があるのが
デメリットですね。
◆ 手順 ◆
手順
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補足説明
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日本の公文書を入手
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日本の役所で、戸籍謄本などを入手します。 |
アポスティーユを付与
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日本の外務省(東京・大阪)で、アポスティーユを付与してもらいます。 |
宣誓翻訳者による翻訳
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オランダ公認の翻訳者さんに、翻訳してもらいます。
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◆ 翻訳者のリスト ◆
駐日オランダ大使館のHPに、
翻訳者リストへのリンクが張られています。
宣誓翻訳者について(オランダ大使館のHP)
◆ オランダ語の対処法 ◆
翻訳者リストのページは、オランダ語なので、
良く分からないという方が、大半だと思います。
この点は、ブラウザを『グーグル クローム』にして
日本語に翻訳すれば、
意味が理解できるようになります。
日本語(Japans)からオランダ語(Nederlands)
への翻訳者で検索すれば、
10人以上出てきます。
その中から、好みの人に、
依頼すれば良いです。