任意的記載事項
◆ 任意的記載事項とは? ◆
任意的記載事項とは、
定款に記載してもいいし、しなくてもよい事項です。
◆ 具体例 ◆
任意的記載事項は、たくさんありますが、
よく定款に記載されてて、重要なものは、次のとおり。
任意的記載事項
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具体例
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事業年度
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当会社の事業年度は、毎年4月1日から翌年3月末日までの年1期とする。 |
株主総会の招集時期
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当会社の定時株主総会は,毎事業年度の終了後3か月以内に招集し,臨時株主総会は,必要がある場合に招集する。 |
役員の員数
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当会社の取締役は、3名以内とする。 |
◆ もし記載しないと? ◆
任意的記載事項は、記載しなくても問題ありません。
記載しなくても定款は有効です。
また、定款外で定めても、効力が生じます。
◆ なぜ記載するのか? ◆
記載しなくてもいいのに、記載するのは、
内容を明確にするためです。
たとえば、『事業年度』を記載していれば、
この会社は4月始まりの会社だな、ということが
はっきりと分かります。
◆ 記載した場合の効果 ◆
定款に記載した場合、
その内容を変更するには、株主総会の特別決議
が必要になります。